三幸製菓・佐藤元保ＣＥＯが辞任へ、6人死亡の工場火災遺族に意向伝達　遺族「やっとか、という思い」

　従業員６人が死亡、１人が負傷した三幸製菓荒川工場の火災で、三幸製菓（新潟市北区）トップの佐藤元保・最高経営責任者＝ＣＥＯ＝（５３）が辞任する意向を遺族に伝えたことが３月２１日、関係者の話で分かった。遺族によると、同社は全ての遺族に報告した後に公表する方針という。

　火災は２０２２年２月に発生。「Ｆ棟」と呼ばれる建物約８８００平方メートルを焼損し、６０〜７０代の女性アルバイト従業員４人と２０代の男性社員２人が死亡、１人が負傷した。新潟県警は今年２月、佐藤ＣＥＯを含む同社幹部４人を業務上過失致死傷の疑いで書類送検。新潟労働局も労働安全衛生法違反の疑いで、三幸製菓と佐藤ＣＥＯを書類送検している。

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