JR東日本信濃川発電所の宮中取水ダム=2015年撮影、十日町市宮中
JR東日本信濃川発電所の宮中取水ダム=2015年撮影、十日町市宮中

 信濃川上流圏域の河川整備計画の見直し案を検討する流域協議会(会長・大熊孝新潟大名誉教授)の第3回会合が、新潟県十日町市の県十日町地域振興局で開かれた。流域協議会は、2019年10月の台風19号(東日本台風)の洪水規模に整備目標を引き上げるとした県の案を承認した。

 長野市で千曲川の堤防が決壊するなどした東日本台風では津南町でも越水が起き、家屋や農地に被害が出た。国が22年、管理する千曲川などの整備計画を改定したことも踏まえ、県が計画の見直しを進めていた。

 信濃川の長野県境から十日町市の宮中取水ダムまでは県が管理する。17年5月に策定された現行計画では津南町の長野県境付近の整備目標流量を毎秒75...

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