2023年の特殊詐欺の認知件数が前年比1463件(8・3%)増の1万9033件になり、直近10年間で最多となったことが2月8日、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。3年連続の増加で、大都市圏の7都府県で67・3%を占めた。被害総額は前年比70億4千万円(19・0%)増の441億2千万円になり、2年連続で増えた。統計のある04年以降で認知件数、被害額ともに4番目に多かった。

 新潟県の認知件数は前年比9件増の203件で、被害総額は4904万円増の5億7393万円だった。

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