新潟県内公立高校の一般入試の出願受け付けが2月19日、始まった。募集人員は特色化選抜の合格内定者182人を除く1万2838人。今年から出願がオンライン化されたが、県教育委員会によると、初日はトラブルはなかった。

 従来は願書を手書きで記入してもらい、各校で点検していたが、県教委は志願者や教職員の負担軽減を目的にウェブ出願システムを導入。志願者が事前に登録した情報を各中学校で確認して承認し、調査書を各中学校でまとめて高校に持参か郵送する方法に変えた。出願は21日午前11時に締め切られる。

 新潟市中学校教育研究協議会進路指導部長の林洋一・鳥屋野中教諭(52)は「効率化されてよかった。事前の入力や高校とのやりとりなどを巡って戸惑う部分はあったが、点検作業が楽になり、スムーズにできた」と話した。

 学力検査は3月6日。新型コロナウイルス感染症などで試験を受けられなかった生徒の追検査は13日に実施する。新潟中央高音楽科では7日に学校独自検査も行う。

 結果は15日に各高校に掲示するほか、ウェブ出願システムでも通知する。