警察官が似顔絵の描き方を学んだ研修会=2月16日、新潟市西区小新西2
警察官が似顔絵の描き方を学んだ研修会=2月16日、新潟市西区小新西2

 犯人の早期摘発につながる似顔絵の作成技術を高めようと、新潟県警は新潟市西区の県警察学校で初心者向け研修会を2月16日に開いた。各署などから参加した59人が、効率よく目撃情報を聞き取る方法や犯人の顔を描く技術を学んだ。

 新潟県警によると、2023年は強盗や詐欺事件など79件で似顔絵が作成され、うち6件が摘発に結びついた。

 約30年にわたり似顔絵を作成している新潟県警鑑識課の遠藤祐一警部補(55)が講師を務め、「時間とともに目撃者の記憶は薄れるので、まずは素早くざっくり描いてから細かい部分を修正していく」とコツを説明した。

 実技では2人一組になり、描き手は目撃者役に「鼻はどんな形でしたか」などと...

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