日本酒の仕込みに加わった車いすラグビーの倉橋香衣選手(右)と今井友明選手=糸魚川市大町2
日本酒の仕込みに加わった車いすラグビーの倉橋香衣選手(右)と今井友明選手=糸魚川市大町2

 パリ・パラリンピック出場を決めている車いすラグビー日本代表の2選手が3月2日、糸魚川大火の被災から復活した加賀の井酒造(新潟県糸魚川市)で日本酒の仕込みを体験した。仕込んだ酒の売上金の一部は、代表チームの活動費に充てられる。

 代表チームを応援しようと、日本車いすラグビー連盟の協賛企業、オイシックス・ラ・大地(東京)が主催した。けがで車いす生活になっても再起した選手たちの活躍を願い、酒米には昭和初期に一度姿を消すもよみがえった「白藤(しらふじ)」を使用した。

 仕込みに加わったのは倉橋香衣(かえ)選手(33)と今井友明選手(40)。蒸し上がった600キロの酒米に種こうじをかける様子を見学し、車い...

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