会の今後の活動などについて話し合う「見附米で蔵元と日本酒を世界に輸出する会」のメンバー=長岡市脇川新田町
会の今後の活動などについて話し合う「見附米で蔵元と日本酒を世界に輸出する会」のメンバー=長岡市脇川新田町

 新潟県見附市産の酒米で造った日本酒を海外にアピールしようと、市内の生産者や蔵元らが「見附米で蔵元と日本酒を世界に輸出する会」を立ち上げた。県内でも珍しい品種を手がける生産者と酒蔵を結びつけ、見附を酒米の生産地として広めるとともに、新たな日本酒を開発し、輸出することを目指す。

 会は見附市内で酒米を生産する七つの法人や企業、農家と県内外四つの酒蔵、流通をサポートする人らで構成する。農家が減少することで酒蔵も酒を造れなくなる時代が来ることを危惧し、食品製造販売「エコ・ライス新潟」(長岡市脇川新田町)の豊永有(ゆう)社長(60)が声をかけて設立した。

 見附市によると、2023年度の酒米作付面積は計3...

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