新潟県は3月8日、製品開発などで企業や大学と共同研究を行う新潟県工業技術総合研究所(新潟市中央区)の職員が、研究用データが保存されたUSBメモリを紛失したと発表した。個人情報を含む研究資料や計画書などが保存されていた。外部への流出は確認されていない。

 職員が7日に自宅へ持ち帰り、8日の出勤後に紛失に気づいた。持ち出しには所属長の許可やパスワードの設定が必要だったが、いずれもしていなかった。8日に警察に遺失届を出した。

 研究所を所管する新潟県創業・イノベーション推進課の川島俊哉課長は「ルール違反があったことは大変遺憾だ」とし、今後関係する企業や大学に謝罪するとしている。

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