佐藤浩市主演の映画「起終点駅 ターミナル」は北海道・釧路が舞台である。 物語の要所要所に鉄道が登場するので、ファンとしては必見だろう。 佐藤演じる裁判官が旭川から釧路に向かうシーンがある。 気動車の窓際に佐藤が座り、車窓を眺めている。 閉じられたガラス窓のさらに内側にもう一本の溝が切られている。 そう。二重窓なのだ。 当方も、釧網本線で網走から釧路に向かったとき、二重窓の存在に気付き 北の大地の厳しい寒さを思った。 ことしの夏、函館本線で快速「エアポート」に乗って、もう一つ気付いたことがある。 寒さ対策として、デッキと車内を仕切る両開きのスライドドアが付いてい...
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