
大学院大学の国際大(橘川武郎学長、新潟県南魚沼市)は県と連携し、企業の海外展開の支援に乗り出す。2024年度は留学生と企業の意見交換の場を設けるほか、教員がセミナーを開いて海外進出を目指す経営者らをサポートする。県立国際情報高校(南魚沼市)とも協定を結び、グローバル人材の育成に協力する。
国際大に通う374人のうち、9割に当たる347人が留学生。1982年の開学以来、143の国・地域出身の修了生5193人を輩出し、国際的な人的ネットワークを有している。
こうした強みを還元しようと24年度、新潟県の委託を受け、企業と留学生との意見交換会を開く。多様な地域の出身者からの助言を商品開発や販売戦略に...
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