酒造りの工程を興味深そうに見学したALTの参加者=3月16日、阿賀町津川
酒造りの工程を興味深そうに見学したALTの参加者=3月16日、阿賀町津川

 新潟県内各地の学校で活躍するALT(外国語指導助手)に、新潟県伝統産業の魅力に触れてもらう体験ツアーが3月16日、阿賀町などで行われた。参加者は同町の酒蔵や瓦産地の阿賀野市を回り、日本文化への理解を深めた。

 ALTの発信力を酒類業の振興などにつなげようと、関東信越国税局が主催。米国やフィリピン、スリランカなどを出身地とする6カ国の12人が参加した。

 阿賀町では、1843年創業の麒麟山酒造で製造工程を見学した。スマホで撮影しながら、仕込み蔵や瓶詰め工場を回った。

 社員が「日本酒の味はこうじの出来が左右する」「殺菌のため、酒は65度の温度で瓶に詰める」などと説明するのを、興味津々の様子で聞いてい...

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