北陸信越運輸局新潟運輸支局が発表した2月の新潟県内新車新規登録・届け出台数は、前年同月比11・6%減の6613台で2カ月連続で下回った。ダイハツ工業などの認証不正ダイハツ工業が車に不正な加工を施し安全性の試験を実施するなどして、大量生産に必要な「型式指定」認証を国内外の関係機関に申請していた問題。ダイハツは内部通報で把握し、4月に公表。原因究明のために第三者委員会を設置した。第三者委は12月20日、トヨタ自動車やマツダ、SUBARU(スバル)のブランド名で生産している車種を含め、64車種で不正があったとする報告書を公表した。に伴う出荷停止もあり落ち込んだ。

 登録自動車は8・5%減の3309台で2カ月連続で減少した。乗用車は7・3%減の2797台。貨物車は32・6%減の320台だった。

 軽自動車は14・8%減の3246台で、5カ月連続で減少した。うち乗用車は13・7%減の2612台。貨物車は19・8%減の614台だった。

 小型二輪車は3台増の58台だった。

 新潟県内のあるディーラーは「新年度に向けた需要期だが、生産の事情で販売が伸びない」と話した。