
応急復旧工事を終えた直江津港佐渡汽船ターミナル。運航再開初日のカーフェリーに乗り込む車両=29日、上越市
佐渡汽船(新潟県佐渡市)は3月29日、冬季休業していた小木-直江津航路の運航を再開した。能登半島地震で直江津港(上越市)のターミナルが被災したが、応急復旧工事が間に合った。上越地域を通る北陸新幹線の敦賀延伸で関西方面からの誘客強化が期待される中、関係者が出航を見守った。
直江津港の佐渡汽船ターミナルは、地震で車両をフェリーに載せる時に使う通路や駐車場に段差や亀裂が生じた。運航再開への影響が懸念されたが、県の応急復旧工事が15日に完了した。
29日は荒天で、直江津発の2便のうち1便だけ運航した。佐渡汽船の職員が乗船客に菓子など記念品を手渡し、手を振って出航を見送った。
北陸新幹線で兵庫県から夫...
残り55文字(全文:355文字)