水辺に群生するミズバショウ=4月1日、新潟市西蒲区仁箇
水辺に群生するミズバショウ=4月1日、新潟市西蒲区仁箇

 新潟市西蒲区仁箇(にか)で、春の訪れを告げるミズバショウが見頃を迎えている。花を包む白い苞(ほう)が小川の流れに沿うように広がり、水の注ぐ湿原に彩りを添えている。

 群生地は角田山麓に位置する「天狗(てぐり)の谷」と呼ばれる湿地帯にあり、古くからミズバショウの自生地として知られる。今年は平年より遅い3月29日頃に咲き始めた。

 西蒲区北国街道まち歩きガイドの会会長の大橋達一さん(76)は、散歩でよく付近に立ち寄るという。4月1日も天狗の谷を訪れた大橋さんは「今年は例年に比べて開花が遅かったので毎日心待ちにしていた。やっと春らしさを感じている」とほほ笑んだ。

 大橋さんによると、ミズバショウは4月中...

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