
鏡開きを行い、新トンネルの貫通を祝う関係者=津南町赤沢
国道117号の狭小区間とされる新潟県津南町の灰雨(はいざめ)スノーシェッドに代わるトンネルの貫通式が3月27日、行われた。工事関係者ら約70人が出席し、完成へ向けた大きな節目を祝った。今後はトンネル内の舗装や照明装置の設置、出入り口付近の雪崩対策工事などを経て、2027年度中の供用開始を目指している。
津南町と長野県栄村を往来するのに欠かせない灰雨スノーシェッドは、幅が狭くて大型車のすれ違いが困難になっている。このため道路管理者の新潟県は山側にトンネルを整備するなど、津南町上郷大井平から芦ケ崎の1180メートルの区間で改良工事を進めている。
新トンネルは全長827メートルで車道や歩道を合わせ...
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