佐渡市長選挙で無投票再選が決まり、万歳する渡辺竜五氏=4月7日午後6時半過ぎ、佐渡市
佐渡市長選挙で無投票再選が決まり、万歳する渡辺竜五氏=4月7日午後6時半過ぎ、佐渡市

 4月7日に告示された任期満了に伴う新潟県の佐渡市長選挙で現職の渡辺竜五さん(59)の再選が、2004年の佐渡市発足後、初の無投票で決まった。市政運営で際立った混乱がなく、選挙に向けて建設業などを中心に幅広い支援を得た渡辺さんに、対抗馬が現れなかった。「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録を見据え、市政継続を歓迎する声が上がる一方、交通政策や人口減少対策など2期目に向けて多くの課題が残る。

 佐渡市職員...

残り1487文字(全文:1720文字)