
花角英世知事(左)から目録を受け取る新潟大の牛木辰男学長=4月8日、県庁
新潟県は4月8日、新潟大学医学部が医師育成のために設立した基金に5000万円を寄付した。新潟県の医師確保に向けて新大は医学部の定員を増やしており、遠隔診療や仮想現実(VR)の実習など、デジタル技術を活用した教育環境づくりに寄付金を生かす。
基金は「“日本一”の医師育成拠点創設基金」。新大医学部医学科の入学定員は2023年度から140人(前年度比40人増)になり、全国の大学で順天堂大(東京)などと並び最多タイとなった。教育の質を高めるため、23年2月に基金が創設された。
新潟県の深刻な医師不足への対応として、県は一定条件で返済不要となる学費を貸与する大学医学部の「地域枠」を年々拡大している。2...
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