最初の植樹から100年となる福島江の桜並木。毎年多くの人が花見に訪れる=4月9日、長岡市今朝白1
最初の植樹から100年となる福島江の桜並木。毎年多くの人が花見に訪れる=4月9日、長岡市今朝白1

 新潟県の長岡市街を流れる福島江の桜並木が今年も咲き誇り、穏やかな流れを彩っている。2024年は福島江に最初に植樹された年から、100年を迎えた。県農事試験場(現・県農業総合研究所)に勤めていた1人の男性が苗木を植え続け、育て上げたのが始まりだった。1945年の長岡空襲に耐えた木もあり、桜の名所として今に引き継がれている。見頃を迎えた4月9日は雨だったが、道行く人々が思い思いに花を眺めていた。

 福島江は、信濃川から取水し、長岡市を南北に20キロ以上流れる農業用水路。JR長岡駅東口近くの台町、今朝白、福住周辺の約1キロは約180本のソメイヨシノの並木が続く。市の中心部で気軽に行けることもあり、近...

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