ラムサール条約都市を推進する新潟市のプロジェクトチームの辞令交付式=市役所
ラムサール条約都市を推進する新潟市のプロジェクトチームの辞令交付式=市役所

 ラムサール条約湿地自治体湿地の保全・再生や啓発などに取り組む自治体に与えられる国際的な認証。都市のブランド化や湿地の保全などが目的。新潟市は湿地の保全・再生活動への地域住民の参加、環境教育など12の国際基準を満たしたとして、2022年に鹿児島県出水市と共に国内で初めて認証を受けた。ラムサール条約は、湖沼や河川、干潟など湿地の保全と賢明な利用を目的とする条約。新潟市西区の佐潟は、1996年に条約の登録湿地となった。。に認証されていることを広くPRしようと、新潟市は部局横断のプロジェクトチーム(PT)を発足させた。観光や教育、湿地保全などさまざまな施策を総合的に展開する。

 新潟市内には条約湿地の佐潟(新潟市西区)など16の潟がある。市は2022年秋、鹿児島県出水(いずみ)市とともに国内で初めて湿地自治体に認証された。ただ、これまでは関連する業務を各課や区ごとに行っていた。

 PTは全庁を挙げた...

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