音響機器などを手がける「JVCケンウッド」(横浜市)は、主にプロジェクターに搭載する「反射型液晶デバイス」の生産拠点を、新潟県小千谷市にある半導体受託製造のJSファンダリ(東京)の新潟工場内に移転した。JVCケンウッドが手がけている製品の生産に適したクリーンルーム(防塵室)があり、生産量の変化に伴う工場面積の拡大などにも柔軟に対応できることが理由。地元雇用を進め、年内の量産開始を目指す。

 「反射型液晶デバイス」は、光を反射させて画像を表示する液晶ディスプレーの一種で、JVCケンウッドでは現在、プロジェクターに搭載している。

 約40人体制で稼働していた神奈川県横須賀市の工場は、3月末に閉鎖した...

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