「個性や特性を価値に変えたい」障害者の就労、新潟柏崎市のＩＴ企業が応援　働くことが困難な人も受け入れへ→体調が安定すれば就労も、環境の変化なく一貫した支援を提供

　ＩＴと福祉を連携させた就労継続支援施設が新潟県柏崎市松波２に昨年完成し、活動している。ＩＴ企業がつくった福祉事業会社「ＭＡＺＡＱ（マザック）」が運営し、障害がある人がホームページ（ＨＰ）制作などを担う。４月２２日からは、働くことが難しい障害者を受け入れる地域活動支援センター事業にも取り組む。社長の小竹真弓さん（４０）夫婦の知的障害がある長女の存在が活動の原点だ。小竹さんは「当事者目線を取り入れた。障害者の個性や特性を価値に変えたい」と話している。

　小竹さんが福祉事業に参入したきっかけは、長女（１５）が、２０２１年に新潟県立はまなす特別支援学校（柏崎市松波４）の中等部に入学したことだ。障害者や...