
コミュニティバスの車内に掲示されたデマンドかりわの利用を呼びかけるチラシ=4月16日
新潟県刈羽村は、実証運行する電話予約制のデマンドタクシー「デマンドかりわ」について、2023年度の利用状況をまとめた。村が運営する無料コミュニティバスに代わる新しい移動手段を模索しようと、23年8月に実証実験を開始したが、月の利用者数は最大でも約100人と伸び悩み、当初見込みを大きく下回っている。村は知名度不足が課題とみて、利用を促すチラシを掲示してPR。25年7月まで実証実験を継続し、住民のニーズを把握する考えだ。
刈羽村は、23年にまとめた地域公共交通計画案の中で、コミュニティバスや路線バスといった公共交通機関の利用者の減少が進んでいることから、新たな交通手段の整備を進めるとしている。デ...
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