
職人が手がけた商品を展示する、「TOUTOKI」の店内=燕市小高
「へら絞り」の技術を中心に金属加工を行うミノル製作所(新潟県燕市小高)が5月3日、工場の隣接地に、職人が作ったタンブラーなどを展示、販売するギャラリーショップをオープンする。工場の見学や技術体験の後で、商品を購入したり、職人にその場で加工してもらったりもできる。同社は「職人と一緒にものづくりができる『トキ消費』を体験して」と呼びかけている。
ミノル製作所は2019年に、県央地域の工場などを一斉に開放する「燕三条 工場(こうば)の祭典」に参加したのを機に、23年、社員の提案で、生産現場を見学できるオープンファクトリーを始めた。
へら絞りは、金属板を金型とともに回転させ、「へら」と呼ばれる金属の...
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