
市民らが新潟の美術家と北海道のつながりを学んだ講座=4月28日、新潟市中央区
北海道と縁のある新潟の美術資料や人物を紹介する講座が4月28日、新潟市中央区の市歴史博物館みなとぴあで開かれた。北前船などを背景に育まれた新潟県の美術家と北海道との関わりを学び、受講者は興味を深めていた。
博物館講座の2024年度1回目として開催し、市民ら約50人が参加。市歴史博物館学芸員の中村里那さん(38)が講師を務めた。
講座では、はんこの文字を刻む印判業を新潟で営んだ篆刻(てんこく)家の木村竹香(ちっこう)(1868〜1943年)らを紹介した。竹香は著名人らの印を集めた本「羅漢印譜」を編集し、晩年は函館の長男の元に身を寄せた。24年1月、新潟市内にある竹香の墓の碑文の原本とみられる書...
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