県都の玄関口として発展を続けてきたJR新潟駅=新潟市中央区(本社ヘリから)

 JR新潟駅(新潟市中央区)が5月3日、1904年の開業から120年を迎えた。当初は丸1日かかった東京までの鉄路は今、上越新幹線が最速1時間半でつなぐ。県都の玄関口として観光、経済、生活を支えてきた新潟駅。輸送の拠点に加え、にぎわい創出の要として進化を続けている。

 新潟駅は04(明治37)年5月3日、新潟-直江津を走る旧北越鉄道の駅として誕生した。場所は現在の駅舎から北西に約300メートル離れた弁天公園(新潟市中央区)の辺りにあった。当初の列車は蒸気機関車で、翌年に運行された直通列車は上野まで約16時間かかった。

 北越鉄道は07(明治40)年に国有化され、新潟駅は信越線の一部となった。31(昭...

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