
赤みそ造りを継承し、仕込みに励む平井優さん(右)とアンドレアさん=長岡市上樫出
新潟県長岡市栃尾地域で農家の女性たちが60年以上手がけてきた赤みその製造を、地元の米穀店が継承することになった。赤みそは栃尾産米と新潟県産大豆を使用し、地域に愛されてきた。引き継ぐのは店の5代目となる女性と、イタリア出身男性の夫婦で、栄養価の高い玄米みそなど新商品にも挑戦する。「体に良い発酵食品を外国人や若い人に知ってほしい」と意気込む。
製造を引き継ぐのは、1884(明治17)年創業で長岡市栃尾表町の「米与米穀店」で、夫婦は平井優(ゆう)さん(37)とアンドレアさん(32)。共にワーキングホリデーで滞在したオーストラリアで出会い、2022年に結婚した。優さんは店を継ぐため、20年に帰郷して...
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