
救急車に搭載された電動ストレッチャーを操作する阿賀町消防本部の女性隊員=阿賀町津川
新潟県の阿賀町消防本部は、高規格救急車の更新に伴い、電動ストレッチャー搭載の救急車1台を導入し4月から運用を始めた。阿賀町消防本部によると、こうした機能を持つ救急車の配備は県内で初めて。購入価格は2673万円。人力で行っていた操作が電動ででき、職員や傷病者の負担軽減になるとともに、女性活躍にもつながると期待されている。
これまでは2人で行っていたストレッチャーの上げ下げや救急車への乗降が、ボタン操作により1人でできるようになった。阿賀町では2020年に786件だった救急出動が、23年には1012件になるなど増加傾向を示す中、隊員の負担軽減が期待できるという。
また、2023年度時点で消防本部...
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