アオネバ登山道で山野草を観察する参加者=佐渡市
アオネバ登山道で山野草を観察する参加者=佐渡市

 山野草が見頃を迎えている新潟県佐渡市のアオネバ登山道で、春の植物の生態を学ぶ「サイエンス・カフェ フィールド観察会」が開かれた。参加者は新潟大名誉教授で植物に詳しい、崎尾均(さきおひとし)さん(69)の解説を聞きながら山を歩き、理解を深めた。

 崎尾さんは佐渡の自然について語り合うサイエンス・カフェを定期的に開いている。これまで16回ほど開催しているが、実際に自然を感じながら学ぶことも大切だと考え、観察会を企画。第1弾として、アオネバ登山道で春の花を観察することにした。

 観察会は4月29日に行われ、5人が参加。県内では佐渡でしか見られないというヤマトグサのほか、シラネアオイやサンカヨウ、ザゼン...

残り203文字(全文:503文字)