緊急銃猟が行われた現場=11日、新発田市宮古木(読者提供)
緊急銃猟が行われた現場=11日、新発田市宮古木(読者提供)
 緊急銃猟が行われた現場=11日、新発田市宮古木(読者提供)

 新発田市は12日、11日に市内初の「緊急銃猟」でクマ1頭を駆除したことを報道発表しなかった理由について、親グマが近くに潜んでいる可能性があり「報道で住民が安心し、油断することを避けるため」と説明した。マニュアルなどで明確に定められていないが、専門家は「広く情報発信し、注意喚起した方がいいのではないか」と指摘する。

 緊急銃猟は、人の生活圏に出没したクマに対し、市町村の判断で発砲できる制度。9月に始まり、県内では魚沼市と阿賀野市で行われ、新発田市で3例目。11日には4例目として糸魚川市でも実施された。

 新発田市などによると、新発田署に11日午前9時過ぎ、宮古木の民家付近で目撃情報が寄せられた。小屋に入り出てこなかったため、...

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