決算会見に臨む第四北越フィナンシャルグループの殖栗道郎社長(左)と、大光銀行の石田幸雄頭取=5月10日、新潟市中央区
決算会見に臨む第四北越フィナンシャルグループの殖栗道郎社長(左)と、大光銀行の石田幸雄頭取=5月10日、新潟市中央区

 新潟県内地銀2行が、2024年度から3カ年の中期経営計画のスタートに合わせ、経営陣の刷新に乗り出した。旧第四、北越両行の経営統合から約5年半。キャッシュレス決済やインターネットバンキングの普及など金融業界を取り巻く事業環境が変化する中、新たな経営体制の下で店舗戦略を練り直すなど、各行の経営は新たな段階を迎えた。

 第四北越フィナンシャルグループ(FG)は5月10日、並木富士雄会長が代表取締役から外れる人事を発表。この日の決算記者会見で、FGの殖栗道郎社長は「純利益200億円という、経営統合時からの重要な目標を達成したことが理由の一つだろう」との見方を示した。

 並木会長は旧2行の経営統合や、その...

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