点検後に車室に納められるガスタービンローター＝上越市八千浦の上越火力発電所
東北電力は５月１０日、新潟県上越市八千浦の上越火力発電所で大規模な定期点検を初めて実施し、報道陣に公開した。電力需要が高まる夏を前に設備トラブルを未然に不防ぐため、慎重に作業を進めた。
上越火力発電所は、２０２２年１２月に営業運転を開始。上越地域を含む東北電力管内に電力を供給している。
今回の定期点検は３月１６日に始まり、６月２８日に終了する予定。発電を止めた上で、ガスタービンや低圧蒸気タービンなどを中心に１号機の全ての機器を分解し、故障や不具合の兆候がないかを確認している。
公開した５月１０日は東北電力の協力会社の作業員ら約２０人が、点検を終えたガスタービンローターを大型クレーンでつり上げ...
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