新潟県内は5月16日、暖かい南風が流れ込んだ影響で広い範囲で気温が上がった。魚沼市小出では、最高気温が30・2度とこの日全国で最も高くなった。新潟地方気象台によると、この先も気温が高い日が多いと見込まれる。
最高気温が30度以上の真夏日となったのは魚沼市小出だけだったが、魚沼市守門で29・8度、村上市で29・4度を観測するなど、県内28地点のうち21地点で25度以上の夏日となった。
気象台は、向こう2週間は暖かい空気が流れ込みやすいため、気温が高い日が多い見込みとしている。特に5月22日ごろからの約5日間は平年に比べ、2・2度以上高くなる可能性があるとして、熱中症や農作物の管理などに注意を呼びかけている。
また、発達した低気圧の影響で5月16日は午後を中心に風が強まった。午後6時までの最大瞬間風速は新潟市秋葉区で24・9メートル、粟島浦村で22・8メートルなど県内4カ所で5月の観測史上最大となった。
新潟県では5月17日にかけて海上を中心に非常に強い風が吹き、海は大しけとなる所がある見込み。17日朝にかけては、局地的に積乱雲が発達する可能性がある。気象台は、17日朝にかけて、新潟県内では、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、急な強い雨に注意するよう呼びかけている。また、佐渡では16日夜の初めごろから17日昼前にかけて暴風に、下越と佐渡では17日未明から昼前にかけて高波に警戒するよう促している。
17日に予想される波の高さは、下越と佐渡で6メートル、上中越で4メートルで、いずれもうねりを伴う。
17日に予想される最大瞬間風速は、上中越と佐渡の海上で35メートル、下越と佐渡の陸上と下越の海上で30メートル、上中越の陸上で25メートル。
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