
政府や米国への解決・協力要請を早める方針を決めた拉致被害者関係市連絡会=5月16日、富山市
北朝鮮から帰国した拉致被害者が暮らす新潟県柏崎、新潟県佐渡、福井県小浜の3市でつくる「拉致被害者関係市連絡会」は5月16日、富山市で会議を開いた。拉致問題に対する日米両政府の関心が高まっているとして、2024年度は政府や在日米国大使館への解決、協力要請を夏前後に早める方針を決めた。
柏崎市には蓮池薫さん(66)、祐木子さん(68)夫妻、佐渡市には曽我ひとみさん(65)、小浜市には地村保志さん(68)、富貴恵さん(68)夫妻が暮らしている。
会議には連絡会代表の桜井雅浩柏崎市長、渡辺竜五佐渡市長、松崎晃治小浜市長が出席。冒頭、桜井市長が「拉致被害者全員の帰国を果たすため、力を合わせたい」とあい...
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