新潟県と新潟地方気象台は5月23日から、信濃川上流の県管理区間(津南町-十日町市宮中堰堤(えんてい))の約18キロで「洪水予報」を始める。国が管理する信濃川中下流と合わせ、県内を流れる信濃川の全区間が洪水予報の対象になる。

 洪水予報は大雨により河川が氾濫する恐れがあるときに県などが注意報や警報として発表し、水位観測所ごとに予測水位を知らせる。信濃川では2004年から国などが順次拡大する形で運用していたが、上流部は空白地帯だった。

 今回始める洪水予報は、国土交通省北陸地方整備局(新潟市中央区)の予測水位情報や割野水位観測所(津南町)の水位などを活用し、自治体の防災行政無線や気象庁のホームページ...

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