
拉致被害者と家族の日常写真などが並ぶパネル展の会場=5月22日、五泉市郷屋川1の市立図書館
北朝鮮による拉致問題1970~80年代、北朝鮮が日本人を連れ去る国際犯罪を重ねた。工作員の教育などが目的とされる。2002年の日朝首脳会談で金正日総書記が拉致を認めて謝罪。被害者5人が帰国し、8人は「死亡」とされた。日本政府認定の被害者は計17人で、北朝鮮は4人を「未入国」と主張している。日本側は説明に不審な点が多いとして受け入れず、交渉は停滞している。について考えるパネル展が、5月23日から新潟県五泉市立図書館で開催される。22日、準備作業が行われ、1977年に新潟市で拉致された横田めぐみさん1977年11月15日、新潟市立寄居中学1年の時の下校中に失踪。2002年9月の日朝首脳会談で北朝鮮は拉致を認めた。北朝鮮はめぐみさんは「死亡」したとして04年に「遺骨」を出したが、DNA鑑定で別人のものと判明。北朝鮮の説明などに不自然な点が多く、日本政府は生存を前提に再調査を求めているが、北朝鮮は「拉致問題は解決済み」としている。=失踪当時(13)=の父、滋さんが撮影した家族写真など45点が会場に展示された。五泉市では26日に、めぐみさんの話を中心に拉致問題を描いた映画「めぐみ」の上映会も企画されている。
パネル展は拉致問題について理解を深めてもらおうと、...
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