標高約1300メートルの放牧場に放たれた牛=5月24日、妙高市杉野沢
標高約1300メートルの放牧場に放たれた牛=5月24日、妙高市杉野沢
標高約1300メートルの放牧場に放たれた牛=5月24日、妙高市杉野沢

 妙高戸隠連山国立公園内にある新潟県妙高市杉野沢の笹ケ峰放牧場で5月24日、牛の放牧が始まった。標高約1300メートルの高地に広がる放牧場は、面積が108ヘクタール。肉用牛と乳牛計56頭が、青々とした草をはんだり広大な草原を歩き回ったりしていた。

 放牧は畜産農家の労力削減や牛の骨格強化、体力づくりを目的に、生産者らでつくる県笹ケ峰放牧場利用組合が毎年行っている。2024年は雪消えが早かったため、放牧開始は2023年より2日早めた。10月下旬まで放牧する。

 この日は上越市と糸魚川市の牛が運び込まれ、JAの担当者らが体重測定や予防接種などを行った。環境変化に運搬車から出るのを嫌がった牛もいたが、草...

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