
新潟県庁
危機的な財政状況にある新潟県立病院の立て直しに向け、新潟県病院局が検討している経営改革の概要が5月29日、分かった。運転資金に当たる内部留保資金の枯渇を避けるため、病院事業会計を毎年度30億円程度改善することを目指し、収入増と支出減に緊急的に取り組む。人口減に伴う患者数の減少は当面続くため、抜本的な改革は不可避と判断。中長期的には県立病院の統合や診療所化、県直営の運営体制の見直しも視野にスリム化を検討するとみられる。
県立13病院の病院事業会計は、...
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