
燕市や三条市のメーカーが商品をアピールした見本市「燕三条トレードショウ」。ふるさと納税の返礼品が前面に押し出された=2023年9月、燕三条地場産業振興センター
新潟県燕市への2023年度のふるさと納税寄付額が、前年度から約6600万円減って54億2869万円になったことが、6月3日までに分かった。23年度は南魚沼市が約57億3千万円となる見込みで、22年度に県内市町村別で最も額が多かった燕市の首位陥落が確定した。
燕市の鈴木力市長が5月31日の会見で明らかにした。市によると、額が減った主な理由は2023年10月の総務省によるルール変更だ。返礼品が地場産品に該当するかどうかの基準が厳格化。燕市の場合は工程の一部を市外で行っている製品などの採用について、総務省との調整に時間がかかり、一部返礼品の納税受け付けが1カ月余りできなかった。
燕市の23年度の受...
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