
五十嵐道弘前教授(左)と石黒創特任助教
糖尿病の合併症で手足に感覚の鈍化やしびれが出る神経障害について、細胞と細胞の間にある物質「コンドロイチン硫酸(CS)」を減少させると症状が軽減することを、新潟大大学院などの研究グループが発見した。マウスでの実験で証明した。人への応用が可能になれば、患者数が多いという糖尿病性神経障害の原因の解明や新薬の開発につながる可能性がある。
発見したのは、新潟大大学院を3月に退官した五十嵐道弘前教授(65)=神経生化学=と、新潟大学院医歯学総合研究科の石黒創(はじめ)特任助教(39)らの...
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