狐に扮(ふん)した花嫁の一行が街中を練り歩いた「つがわ狐の嫁入り行列」=6月8日、阿賀町
狐に扮(ふん)した花嫁の一行が街中を練り歩いた「つがわ狐の嫁入り行列」=6月8日、阿賀町
阿賀町の「狐の嫁入り行列」。子ギツネたちの踊りをほほ笑んで見つめる新郎新婦=6月8日、阿賀町

 新潟県阿賀町で6月8日、「つがわ狐の嫁入り行列」が行われた。麒麟山にまつわる狐(きつね)火伝説を基にした恒例行事。狐に扮(ふん)した白無垢(むく)姿の花嫁とお供が町をゆったりと練り歩き、優美な物語の光景を繰り広げた。

 2024年で32回目。花嫁・花婿役は、阿賀町出身で東京都在住の黒澤舞さん(32)と、夫の怜央(れお)さん(27)が務めた。

 午後3時半過ぎ、花嫁はちょうちん持ちや巫女(みこ)ら約120人で住吉神社を出発。沿道の声援にほほ笑みながら狐のポーズを取った。

 花婿と対面後、地元園児による子狐の踊りで祝福を受けた。麒麟山公園の特設ステージへ移り、古式にのっとり結婚式・披露宴を執り行った。...

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