飯豊連峰の頼母木小屋で行われた修繕作業=6月12日、胎内市
飯豊連峰の頼母木小屋で行われた修繕作業=6月12日、胎内市

 新潟、山形、福島にまたがる飯豊連峰で夏山シーズンに向けた準備が着々と進んでいる。6月12日には、頼母木(たもぎ)山(1730メートル)中腹の頼母木小屋(新潟県胎内市)の修繕作業が行われた。

 登山者が寝泊まりできる小屋は、冬の暴風雪で傷むため、天候が比較的穏やかな梅雨前のメンテナンスが恒例だ。頼母木小屋と門内岳の門内小屋には、6月8日にヘリコプターで資材などが運び込まれていた。

 尾根沿いにある頼母木小屋周辺は6月12日正午前の気温が22度。至る所に雪が残り、猛暑の下界とは別世界の爽やかな風が吹いていた。

 この日は、2023年も作業に当たった胎内市の建設会社社員の男性(58)が徒歩で登った後、ひ...

残り64文字(全文:364文字)