新潟地裁
新潟地裁

 新潟県小千谷市の無職男性=当時(58)=を殴るなどし死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた長男の被告(37)=小千谷市=の裁判員裁判で、新潟地裁(小林謙介裁判長)は6月14日、懲役4年6月(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。

 判決によると、被告は2023年8月25日深夜から26日未明までの間、男性の自宅で頭や顔、胸などを何度も殴るなどの暴行を加え、多発肋骨(ろっこつ)骨折による呼吸不全で死亡させた。

 小林裁判長は判決理由で、被告は幼い頃から男性の家庭内暴力に苦しみ、事件当日は被告のおいが男性に無断で連れ出されたため、「怒りを抱いた経緯、動機には酌むべきものがある」とした。

 一方で、男性を5...

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