トレーラーから鉄道へコンテナの積み替えが行われた実証実験=6月14日、聖籠町
トレーラーから鉄道へコンテナの積み替えが行われた実証実験=6月14日、聖籠町

 新潟東港に鉄道を乗り入れて貨物を輸送する新潟県の「オン・ドック・レール構想」などの実現可能性を探るため、国土交通省北陸地方整備局(新潟市中央区)は6月14日、聖籠町で実証実験を行った。トラックの運転手不足による「2024年問題」や脱炭素化への対応が不可避の中、コンテナをトレーラーから鉄道に積み替えて輸送し、所要時間や費用、温室効果ガスの排出量などに、どの程度の違いが生じるか検証した。

 北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所によると、東港で取り扱われるコンテナは現在、基本的にトレーラーによる陸路で輸送されている。今回の実証実験には、鉄道乗り入れへの需要喚起の狙いもある。

 実証実験が行われたのは...

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