
OKIサーキットテクノロジーが増強したエッチングの前処理ライン=上越市福田町
電子機器メーカーのOKIサーキットテクノロジー(山形県鶴岡市)が、上越事業所上越工場(新潟県上越市福田町)で半導体関連製品の生産ラインを増強し、5月に本格稼働を始めた。総投資額は約20億円。デジタル化の加速を背景に高機能のIT機器向けで需要の伸びが見込まれており、さらなる品質向上も図っている。
OKIサーキットテクノロジーは情報通信機器大手・沖電気工業(東京)の子会社で、上越事業所は半導体向け基板の製造拠点。この基板はパソコンやスマートフォンなどIT製品の製造プロセスの中で、半導体の機能を検査する工程に使われている。
IT製品や半導体は近年急速に高性能化が進んでいる。それに対応して検査するに...
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