北里大新潟キャンパス内にある北里柴三郎の胸像。新千円札の説明も添えられていた=7月3日、南魚沼市
北里大新潟キャンパス内にある北里柴三郎の胸像。新千円札の説明も添えられていた=7月3日、南魚沼市

 新札の肖像となった偉人は新潟県とも縁があった。新紙幣が発行された7月3日、関係者は「誇りを持てる」「関わりを知ってもらえる機会」と歓迎した。

 千円札に描かれた北里柴三郎を「学祖」とする北里大学(本部・東京)は、4月に南魚沼市に健康科学部を新設したばかり。医療検査学科1年の学生(18)は「学校で普段よく見る顔がお札で見られるというのは、想像できない。手に届くのが楽しみ」と声を弾ませた。医療検査学科1年の学生(20)は「お札を手にしたら特別な思いを持ってしまいそうで、しばらくは使えないと思う」と笑った。

 北里大の砂塚敏明学長(64)は「学祖である北里柴三郎博士が新千円札の肖像画になり、社会に認識...

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