発売された「のべぼうフィナンシェ」「百萬両チーズ」「割戸シュー」の3種=佐渡市の両津港
発売された「のべぼうフィナンシェ」「百萬両チーズ」「割戸シュー」の3種=佐渡市の両津港

 新潟県三条市の菓子店「菓子工房クリュ」が佐渡市の佐渡高の生徒2人が発案した金山にちなんだ商品の販売を7月1日から始めた。「のべぼうフィナンシェ」「百萬両チーズ」「割戸シュー」の3種。アイデアが採用された生徒は「お菓子が島外の人に佐渡を知ってもらうきっかけになれば」と喜んでいる。

 クリュの取締役栗林茜さん(45)は佐渡市の河崎地区出身。「佐渡島(さど)の金山」の世界遺産登録が見込まれる故郷を盛り上げ、佐渡をPRできる商品を販売できないかと昨秋、河崎小時代の恩師、庄山忠彦さん(66)に相談した。現在佐渡高に勤務する庄山さんは任意で生徒にアイデアを募った。

 呼びかけに応じた生徒のアイデアの中から、...

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