ジビエのハンバーグを頬張る児童ら=糸魚川市筒石
ジビエのハンバーグを頬張る児童ら=糸魚川市筒石

 新潟県糸魚川市教育委員会は学校給食にイノシシ肉を使ったハンバーグを提供した。ジビエ(野生鳥獣肉)を食べる体験を通して命の大切さなどを学ぶ食育の一環。子どもたちは普段のハンバーグとの違いを楽しみながら、おいしそうに頬張っていた。

 学校給食では月1回、「ジオ給食」として郷土料理や地場産食材をメニューに取り入れている。栄養教諭の発案で、市内で捕獲数が増えている野生動物の肉を活用し、6月19日に初めて献立にした。

 磯部小では全校児童26人がイノシシと豚の合いびき肉のハンバーグを味わった。市内でジビエの食肉処理施設を経営し、自ら捕獲した肉を給食に提供した青田徹さん(63)が「肉の食感を残すため、少し大...

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