
校歌の巨大書を制作した大積小の生徒=長岡市大積町1
2025年春に閉校する新潟県長岡市大積町1の大積小学校で、全校児童18人と家族、地域住民らが協力し、校歌の巨大書を制作した。児童たちは、歌詞に込められた地域の思いをかみしめつつ、1文字ずつ心を込めて筆を振るった。
児童たちは制作に向け、事前に歌詞の意味を学んだ。学校周辺の豊かな自然をたたえる詩や、父母への感謝を表した一節の意味を深く理解したという。
制作は7月5日に行い、長岡市の書・篆刻(てんこく)家、柳澤魁秀(かいしゅう)さんを講師に招いた。縦4メートル、横25メートルほどの用紙いっぱいに、1番から3番までの歌詞を、児童が個性あふれる文字でつづった。
6年生の男子児童(11)は「歌詞からは...
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