
拉致問題啓発パネル展の設置作業が行われた新潟市の関屋中学校=7月9日、新潟市中央区
北朝鮮による拉致問題1970~80年代、北朝鮮が日本人を連れ去る国際犯罪を重ねた。工作員の教育などが目的とされる。2002年の日朝首脳会談で金正日総書記が拉致を認めて謝罪。被害者5人が帰国し、8人は「死亡」とされた。日本政府認定の被害者は計17人で、北朝鮮は4人を「未入国」と主張している。日本側は説明に不審な点が多いとして受け入れず、交渉は停滞している。について考えるパネル展が新潟市中央区の関屋中学校で7月10日から始まるのを前に、9日、設営作業が行われた。2022年に拉致問題の早期解決を求める条例が制定されたことを受けて新潟市が市内の中学校に呼びかけ、初めて開催する。
パネル展は新潟市と新潟県が主催。市の条例には、拉致問題の解決に向けて市が啓発に努めることが盛り込まれていることから、特に若い世代に関心を持ってもらおうと、...
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