アプリ「YAMAP」で登山計画を提出する時のイメージ。情報は県にも共有される
アプリ「YAMAP」で登山計画を提出する時のイメージ。情報は県にも共有される
アプリ「YAMAP」の起動画面のイメージ

 新潟県は、登山用の衛星利用測位システム(GPS)アプリ「YAMAP(ヤマップ)」を運営するヤマップ(福岡市)と、山岳遭難事故防止に向けた連携協定を締結した。アプリを使ったオンラインでの登山届提出を促すほか、ヤマップが持つ登山者情報などを遭難者救助に役立てる。

 アプリは地図をスマートフォンにダウンロードしておくことで、電波がなくてもGPSで現在地や登山経路を把握できる。アプリを利用した県内の登山件数は2023年7月からの1年間で約16万5千件に上る。

 ヤマップによると23年に県内で起きた山岳遭難は126件で、そのうち登山届の提出は21件にとどまった。アプリでは作成した登山計画を正式な登山届とし...

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